自分を大切にするってどういうこと?

自分を大切にしなさいとか、自分を大切にしようとか、言われたり聞いたりしたこと、ありませんか?

自分を大切にし始めると、どういう意味かよく分かってくるのですが、初めのうちは何をしたらいいか分からないと思います。

自分を大切にするってどういうことか、探っていきたいと思います。

初めはここからスタート、「心地いい」を探す

一番初めは、自分が「心地いい」と感じることを探すのが良いと思います。

例えば、

あったかいお風呂に浸かるのが心地よい

ふわふわのお布団が心地よい

風が心地よい

コーヒーの香りが心地よい

などなど。

誰かに報告する必要もないので、自由に、感じたまま、自分の「心地いい」を探します。

えー、自分の心地よさくらい分かるよー、とも思うでしょう。

意外と新しい発見があるかもしれません。

自分はこれが心地良かったんだと。

ただそれだけです。自分の「心地いい」を探してみましょう。

次に、自分の「好き」を探す

自分の「好き」を探してみましょう。心地いいと少し似ていますね。

例えば、

推しは誰か

ラーメンが好き

電車を見るのが好き

坂道が好き

ピンク色が好き

などなど。

これも誰かと共有する必要はないので、自由に、思うままに自分の「好き」を探します。

えー、好きなことくらい分かるよーとお思いの方、これも新しい発見があるかもしれません。

「心地いい」「好き」が見つからない時

自分の事が分からない、そいう時あります。

あなた自身を押し込めてきたのではないでしょうか。

もしかすると、それにさえ気づいていないかもしれません。

だからと言って、自己嫌悪になる必要もないです。

これはトライしていくと徐々にできるようになるものです。

少しずつ、探して行けばいいのです。

ここまでで、モヤモヤしたり、気持ちに引っ掛かりがあったりしませんか?

自分が心地いいと感じる事や好きな事を探しているときに、モヤモヤとしたり、気持ちに引っ掛かりがあったりしませんか?

もしくは「好き」だと認識することに抵抗があったりしませんか?

特に「好き」という気持ちは、世間や常識に合わせてしまいがちです。

女性であるから水色よりピンクが好きなはず。

男性であるから可愛いキャラクターよりかっこいいキャラクターを好きになるはず。

もういい歳だからトレンドの服は着ないようにしよう。

「これが好きだ」と他人に言えない場合は、おそらく「好き」だと認識する事に抵抗がある場合でしょう。

この「気持ち」を世間に合わせて押し込めてしまうことって、自分を大切にしている行為なのでしょうか?

誰の感情で、誰の為に押し込めているのでしょうか。

自分の感情をそのまま受け止める

本当は「好き」だけど好きだと言えなかった、そんな時どんな気持ちでしたか?

自分の感情と向き合うのは少し体力が要ります。だって感情が揺れ動くから。

でも、悲しい時に悲しみ、楽しい時に楽しむ、それだけで良いと思いませんか。

必ずしも明るく元気で前向きである必要はないです。

悲しい時は悲しみ、「ああ、自分は悲しかったんだな」と認めてあげてもいいと思います。

好きなものは「ああ、自分はこれが好きなんだな」と認めてあげればいいです。

自分を「大切にしない」はどういうことだろう

逆に自分を大切にしない行為をはどういうものでしょう。

自分を他人に置き換えてみると分かりやすいかもしれません。

例えば、大切だと思っている友人に次のような態度をとってみるのはどうでしょう。

感情を無視する

言いたい事を無視する

好きなものを否定する

○○だと決めつける

我慢を要求する

友人にこのような事できないですよね。無下にしています。

これを自分にしてしまうのは、往々としてあることに気づいたでしょうか。

このような行為は自分を大切にしていない行為ですよね。

自分を大切にするってどういうこと?

自分を一人の人間として扱う、これが自分を大切にするという一歩だと考えています。

「心地いい」や「好き」を探した時に、じんわり胸が温かくなりませんでしたか?

この温かい気持ちを大切にしてみてください。

ときめくとか、ドキドキするとか、ワクワクするも似た感情です。

温かくならないけど、という方も大丈夫。焦らずゆっくり探していけば良いだけです。

我慢や無理を要求せずに、ひとつひとつ時間をかけてみてください。