人は何に期待をしてお金を払うのか

お金大事ですよね、生活に必要ですし、そのために仕事をしたり。

その大事なお金を支払う場合、一体何を期待しているのか。

これが分かるとよりお金を受け取ることができるのではないでしょうか。

サービスにお金を払うときに期待すること

何かものを購入するときに、そのものだけが手に入ればいいかというと、そうでは無いです。

梱包も、配達も、お問い合わせも滞りなくできて当たり前。

素晴らしい接客も、お店の綺麗さも、お待たせしないのも当たり前。

それらを行なっている全ての人、サービス、技術に期待し、対価を払います。

頭の中ではものやサービスを購入しているだけですが、そういった「当たり前」も期待している事に気がつきます。

その「当たり前」が少しでも崩れた時には落胆し、気持ちは簡単に離れてしまいます。

サービスや商品の提供側になると、いかに自分たちの商品が優れいているかを説明したくなりますが、

それらを取り巻く物事も期待されているという事を覚えておくと、違いが出るかもしれません。

以前、飲食店を経営されている方が「当たり前のことをやる」ことがお店を潰さない秘訣だとおっしゃっていました。

その方がおっしゃる「当たり前のこと」とは入口を綺麗にしたり、張り紙を真っ直ぐはったり、そういったことでした。

これらも私たち消費者がサービス提供側に期待することの一つだと思います。

そう考えるとなんだか気が抜けなくなってきますね。

「当たり前」を継続するのはとても大変です。

だからこそ、そこに需要がある、そういうことではないでしょうか。

給料に含まれる期待はなんだろう

雇用されていると毎月給料をいただきます。取り決めた給料が毎月振り込まれます。

このお金にはどんな期待が込められているのでしょうか。

企業は雇用している方々の時間を買っているとも言えます。

企業は利益を上げるものですから、買った時間を使って利益を上げることを期待しているでしょう。

当たり前のようの聞こえますが、意外と働いていると忘れてしまいます。

もう少し小さい視点で考えてみましょう。

面接した人はこの人の時間を買おうと決断する時、どんな期待を込めるのでしょうか。

想像してみてください。

即戦力になって売り上げを伸ばしてくれそうな人、

思いやりがあってチームを円滑にしてくれる人、

コツコツと作業をして継続してくれる人、

利益という大きな目標に向かって様々な人材が必要そうですね。

そして一緒に働きたいと思えるような人、そんな人の時間を買いたいと思うかもしれません。

そこには言葉にされないような、態度への期待や、振る舞いへの期待も込められます。

これもまた、気が抜けなくなってきした。

あっちもこっちも気にかけるのは本当に疲れます。

期待に応えるのではなく、その先をゆく

期待されている、期待に応えなければと心がギュッとしてきますが、

期待に応えるという態度ではなく、「自分がそうしたいからする」だけでいいと思います。

結局、お金を支払う時には私たちは勝手に期待を膨らませます。誰でもそうだと思っておきます。

その期待、つまり需要に対して供給をどこまでするかという話です。

簡単に膨らんでゆく期待に対応するのはとても大変な事なので、供給は少なく需要過多と考えてみます。

需要が多く供給が少ないのであれば、ある意味それはチャンスです。

需要に対して供給をすることで、対価をもらうことができます。

ただし忘れてはいけないのが、費用対効果です。

心とお財布が枯れるまで供給する必要はありません。継続していくことが大事です。

元気に生きていくのが大事です。

「人が何に期待をしてお金を払うのか」に目を向けることで、沢山の需要が見えてきそうですね。

最後に、生きていく上では、何かに期待するより、期待しない方が遥かに楽なことは覚えておきましょう。