結果が出ない、思うように仕事が進まない時は

働いているのに結果が出ない、思うように仕事が進まない、

そんな時はもしかしたら「働いたつもり」になっているのかもしれません。

仕事をするとはどういうことか

出勤をしたり、仕事をスタートすると仕事をしている感覚になりすいです。

しかしそれは「仕事」をしているということになるのでしょうか。

仕事をするとはいったいどういうことなのでしょう。

何か生産をする、価値を生み出す

「仕事をした」というのは何か生産したり価値を生み出すことです。

それに伴う作業ももちろんありますが、結局はそれらの為になる必要があります。

振り返ってみたときに、自分がした「仕事」は生産したり価値を生み出したりしたでしょうか。

忙しくバタバタしていても、何にも繋がっていない作業をしていませんか?

その作業は本当にゴールに向かっているのか、もう一度考えたいです。

結果は会社やクライアントの為

もちろん自分自身のキャリアの為ということもあるでしょう。

それもそうですが、仕事をして何かを生産したり価値を生み出すことは会社やクライアントの為であり、

自分自身の存在をアピールしたいとか、怒られないためにするとかそういったものではありません。

自分中心の考えになると、目標を見失い、ゴールが遠くなるのは明白です。

やっているつもりという落とし穴

書類を作ったり、打ち合わせしてみたり、チャットをしてみたり、仕事をしているとしましょう。

スケジュールはパンパンで、残業ばかり。

仕事をせど仕事をせど、終わらない。

やっとの思いで終わらせたものも修正の連絡ばかりで新しい事が進まない。

毎日くたくた。週末もくたくた。

なのに結果も出ないし、うまく進まない。何がいけないのだろうか。頑張っているのに。

なんだか聞いているだけでも疲れてきてしまいますね。

本人としてはとても仕事をしていると思っている典型だと思います。

これは本当に仕事をしているのか、という事です。

頑張るだけで仕事をした感じがする

なんだか、とにかく、がむしゃらに頑張ろうと頑張っていると仕事した感じがします。

まずそんなに頑張らなくてもいいと思います。それよりも考えて効率的に動く方が数倍いいでしょう。

まだスキルが足りない時は特に頑張ろうと思いがちです。

もちろんそれ自体は素晴らしいことですが、よく分からないからとりあえず頑張ろうという目的のないマラソンはゴールできなそうです。

仕事は苦しいものだとか、苦労しないといけないものだとか、

あまり決まりきった考えを持たずに柔軟に腰を据えておく方が良い結果が出ます。

落ち着いて、よく周りを見渡して、一つ一つ進むだけでも十分です。

学習すると仕事をした感じがする

何かマニュアルを読んだり、手順を調べたり、新しいことを学んだりするとそれだけで仕事をした感じがします。

特にセミナーは有意義な仕事をしたような感じがします。

まだ何もしていないけれども、何かを達成できたような不思議な感覚ですよね。

ぜひ学んだことは即実践してみましょう。実践してこその学びです。

学ぶことは楽しくて、素晴らしいものです。それを「したつもり」の為だけに使うのはもったいないです。

ミーティングは仕事をした感じがする

ミーティングに出席するとそれだけで仕事をしたような感じがします。

ミーティングの目的が達成されるような素敵なミーティングは良いですが、

このミーティングはなんの意味があるのかなと思った時は、思った通りなんの意味がないことの方が多いです。

共有だけであればテキストでも十分です。提案もテキストで伝えられないのであれば時期尚早かもしれません。

参加するのであれば意味あるものにするよう、自らの態度を考え直します。

バタバタしていると仕事をした感じがする

あれもこれもやることが沢山で、とにかくバタバタしていると仕事をした感じがします。

きっと何かしらしているのだとは思いますが、必要な仕事だったのかどうかの精査もできていなそうです。

目の前にあるタスクをバタバタとこなしていくだけでは、きっと10年後も今と同じことをやってるでしょう。

小言を言うと仕事をした感じがする

部下を怒りたい時もあるでしょう。外注先に文句を言いたい時もあるでしょう。上司に文句を言いたい時もあります。

こういった小言、説教などなどは優位に立った気分にもなり仕事をした感じがします。

でも嫌ですよね、言われた側は。ネガティブなお小言など聞きたくないです。やる気も削がれます。

小言を言われて「その通りだ!頑張ろう!」などとは思わないもので、相手の生産性を大幅に奪っています。

何にもならないので、やめておきましょう。嫌味もやめておきましょう。

「働いたつもり」から脱却する方法

それではどうやって「働いたつもり」ではなくちゃんと「働く」になるのでしょうか。

整理整頓する

疲れ果てて考えるのも億劫ですよね、何もやりたくない気持ち分かります。

少しの時間からでいいので、整理整頓を心がけていくと今よりもっと楽に仕事ができるようになります。

整理整頓するのはまずタスク、スケジュールからです。

もっと簡単なステップとして机の上や作業スペースの物を整理整頓する、PCのデスクトップを整理整頓するという方法もあります。

そうやって身の回りや仕事を整理整頓していくと、優先順位も見えてきます。

どんなゴールに向かって、何が必要なことなのか、何をやるべきなのか。

ここでやっと「仕事」をする準備が整います。

アップデートしていく

どんな慣れた方法でも、日々のテクノロジーの進化により、もっと簡単にできるツールが登場したりします。

また、落ち着いて仕事をすることでノウハウやナレッジも溜まっていくのが分かるでしょう。

そうして日々の仕事の内容を見直してみたり、フローを工夫してみたりアップデートをしていくことで、

より短い時間でより成果を出すことができるようになります。

学んだ事もこうやって実践をして活かして、さらに自分のものにしていく事でスキルも上がっていきます。

振り返りをする

1日ごとでもプロジェクトが終わった後でもいいと思います。

振り返って、どのくらいの割合を生産することに使ったかを確認しておきます。

仕事中なのに何をしていたか分からない時間があれば、それは仕事をしていなかったと言うことになります。

いつもスケジュールが押して残業してしまうのであれば、優先順位が見えていないかもしれません。

振り返りをして、次にそれを活かしていくだけで良いです。

深く反省する必要もありません、淡々と次はこうしようと積み重ねていくだけです。

最後に

仕事って大変ですよね。起業をしている、やりたい仕事についている人でなければ、仕事に乗り気でもないかもしれません。

やる気がないから、やってる風にしておこうという人もいるかもしれません。

もしそれで辛かったり、つまらなくなければいいのですが、そうでなければ仕事中は仕事に集中してみるのもいいと思います。

さらに結果が出たら楽しいですよね。物事が進んでいると気持ちも楽になります。

なんだか思うように進まない、結果が出ないと思うときは、

仕事をしているつもりになっていないか一度考えてみるのもいいのではないでしょうか。