出来栄えは細部に宿るー実践編ー

出来栄えは細部に宿るを書きましたが、今回はより具体的な「実践編」を考えていきたいと思います。

出来栄えは細部に宿る

細部が全体のクオリティを決めるというものでした。

成果物や、行い、さまざまな場面で「細部」が結果に影響します。

私たちはそれらを実践する選択ができます。

お辞儀をする際には両足を揃えることも一つの例でしたね。

実践1・書いた文章を見直す

誤字はあります。よくある事です。

文章量が多くなれば多くなるほど誤字がでます。

しかし、毎回メールやチャットの文章に誤字がある場合や、

誤字だらけの場合は少し注意をしてみるのをお勧めします。

ただ1回見直すだけでもだいぶ修正できるでしょう。

たまにであれば、急いでいたのかなぁとも受け取れますが、

毎回誤字だらけだと印象が異なってきます。

早速今からでもできそうですね。

思ったままに文章を書くのも、慌ただしい印象があるのでやめておきましょう。

実践2・定型文ばかりを使わない

同じくメールやチャットの利用時ですが、定型文だけを毎度使うとマニュアル対応のように感じます。

特に最初や締めくくりの文章がいつも同じになりがちですよね。

それ自体が悪いわけではないですが、ちゃんと意味のある文章を入れるのが良いです。

何も引き続いていないのに、「引き続きお願いいたします」とは書かない方がいいでしょう。

状況や文章に合わせて丁寧な文章を心がけます。

また、文章はダラダラと話し言葉では書かないようにします。

読みにくく、読み手の体力を奪ってしまいます。

読んだ相手にいつまでに何をして欲しいかを明確に伝えましょう。

実践3・余白を揃える

デザインもそうですが、資料を作るなど、何かを作る際には余白を揃えましょう。

それだけで丁寧に、整頓されて見えます。

必要以上に凝ったデザインより、美しいです。

また、読みやすい字体や行間を知っておくと毎回気にせず済みますよね。

何かを作るたびに感覚で直すのではなく、数字で決めておくと無駄な労力を使いません。

実践4・身なりを整える

オンラインでも直接お会いする時も、身なりには気をつけます。

必ずスーツを着用しようということではなく、カジュアルでも細部を丁寧にします。

シワがないか、お手入れはされているか、入れるところは入れる、出すなら出す。

サイズが合っているか、靴に汚れはないか、踵がすり減っていないか。

また、初対面であれば優しい明るい色がいいでしょう。

髪型も整えましょう。根元がプリンの状態も避けたいですね。

身なりを整えるには、洋服を日々お手入れし、丁寧に扱う必要もありますが、

一つ一つ洋服を大切にしていく気持ちも生まれてきます。

身なりを整え、違和感を与えないように心がけます。

また、相手の外見の話はやめておきましょう。

身につけているものをごくたまに褒めるだけでも伝わります。

実践5・落ち着いて話す

言いにくいこともあるでしょう。できたら察して欲しいと思います。

断定した言い方を避けたいかもしれません。

「…」を使って何かを含むような言い方も、相手は疲れるかもしれません。

間違った時は正直に謝ればいいのです。

落ち着いて伝える必要があることだけを、淡々と話すだけで大丈夫です。

あとは相手がどう受け取るかだけの問題です。

はっきりと、大きな声で、落ち着いて話してみましょう。

実践6・ビジネスマナーは味方になる

時代にそぐわない、よく分からないマナーもありますが、

ある程度は知っておくと心強い味方になってくれます。

・返信用封筒の宛先に敬称をつける

・目上の方に「了解しました」は使わない

・自分から挨拶をする

・ビジネスメールの書き方

などなど。

初めは窮屈かもしれませんが、すぐに慣れます。

気持ちよくみんなで仕事をするためのものですから、改めて学んでみるのも良いと思います。

合わせて読む