コミュニケーションを緩やかにとる

様々な場面で様々な人と話す機会があると思います。

今回はどのようなコミュニケーションを取ることで、

良い関係を続けていけるか考えたいと思います。

相手の都合を想像する

コミュニケーションは一方的では成り立たず、

双方の意思が交換されて初めて成立するものだとしましょう。

急いで走っている相手に、雑談を話しかけても相手は聞く余裕がなさそうです。

相手の様子を見て話す内容を変えていくのはどうでしょう。

「上司に確認したいけど、忙しそうで話しかけれない」

このような場合。よくありそうですね。

上司の立場から考えてみると、

忙しければそう伝える。確認せず進めて失敗しないでほしい。

優先度が高い件なら手を止めて聞きたい。ざっとこのような感じでしょう。

上司がどのような態度を取るかは上司の問題なので、

話しかける側はその点を気にしない方が負担が減ります。

「〇〇さん」

「○○の件で確認があります。ご都合良い時にお声がけ頂けませんか。」

名前を呼んで、一拍置いてから何を求めているかを端的に伝えて完了です。

相手の都合を想像しすぎて動けなくなることもあるかもしれません、

先ほども書きましたが、相手がどういう対応をするかは相手の仕事です。

まずは自分の仕事だけをしっかりと行います。

相手の話も聞いて、自分の話だけをしない

自分の話を沢山すると、充実感や楽しかったという気持ちが残ります。

人は基本的に自分の話をするのが大好きです。

心地よくコミュニケーションが取れるのは、そういった相手の気遣いからでしょう。

ということは、良い関係を築く為に相手に話をしてもらうのが良さそうです。

自分に興味を持ってもらうのは嬉しいですよね、

なので自分から相手に興味を持って会話をするのはどうでしょうか。

興味を持つことで、より良い会話が楽しめると思います。

クライアントやカスタマーとのコミュニケーションでも同じです。

つい伝えることばかりに気を取られてしまいますが、

意見を聞かれると嬉ししいものです。

居心地のよい距離を保つ

距離感というのがあります。

あの人は距離があるとか、距離が近いとか。

コミュニケーションを続けていくために、程よい距離感を保つのはどうでしょうか。

遠すぎず、近すぎずといった距離です。

興味関心を持たないとうい事は、遠すぎます。

私生活を含め何でも知りたいは、近すぎます。

何かあった時も、落ち着いて相手の背景を想像できるくらいの距離感が良さそうです。

これにはある意味「期待」もありません。

人は人、自分は自分といった少しドライに感じるような態度かもしれません。

深く繋がりたい人にとっては物足りないでしょう。

しかしこのような距離感は関係を同じ温度で保っていくには最適だと考えます。

穏やかに、そして緩やかなコミュニケーションです。

コミュニケーションを緩やかにとる

緩やかなコミュニケーションとは、緩やかに人と繋がっている事でもあります。

繋がりたくない人とは距離を取ればいいです。

過度な期待や詮索は不要です。

なんでも知りたい、深く知りたいは、支配したい気持ちが混ざる時もあります。

他人も自分と同じようにひとりの人間。

全てを共感する必要もありません。

耳を傾け、そうあることを受け入れる。

それだけで緩やかなコミュニケーションができていくと思います。

これは相手に気を遣っているわけではありません。

自分自身が穏やかに生きていく術であるのです。