「好き」の理由がデザインを洗練させる

自分が好きなもの、いいなと感じるものの理由を考えたことはありますか?

どういう所がいいと思ったのか、なぜそこがいいと思ったのか、

考えて言葉にしたことはありますか?

なんとなく好きな洋服、なんとなくいいなと思ったデザイン、アート、音楽、食べ物。

いいなと思って手に取ったもので周りは溢れていると思います。

自分がそれを好きな理由を知ることで、見えてくるものがあると思います。

理由があると軸ができる

なぜその配置にしたのか、なぜその色にしたのか、デザインには必ず理由が必要です。

理由があるからこそ、意思決定もできます。

理由があるからこそ、きめ細やかな気配りもできます。

そういった動機付けは、見る側にも伝わります。

見る側は理由まで掴むことはなかなかありませんが、それが素晴らしいデザインであることは分かります。

全てのデザインには理由があります。

自分が好きな理由を深掘りする

どうやって常に理由をつけていけばいいのでしょう。

誰かのデザインから推測するもの役立つかもしれませんが、

もっと自分の核となる、確信になるようなものが必要そうです。

そのために、まずは自分が好きなものの理由を知ることです。

いいな、好きだなと思ったものを、

なぜそう思ったのか、どういう部分が好きなのかを言葉にしていきます。

抽象的なものを具体的にするという作業ですね。

一番初めは難しいかもしれませんが、すぐ慣れます。

言葉にできないのであれば、本を読むことをおすすめします。

確信を持つ

「好き」の理由を常に問いかけていいくことで、自分の核が見えてくると思います。

私という人間はこういうものが好きで、良いと感じると。

さらにデザインに関する知識を入れていけば、自分の中に「確信」が生まれてきます。

「デザイン」というと、今まで見たことがない革新的なものを作る雰囲気もありますが、

原理原則に忠実であることが多いと思います。

先人たちが繋いできた知識はとても力を与えてくれると思います。

作るものに確信を持つことは、デザイナーとしての大きな一歩でしょう。

「好き」の理由がデザインを洗練させる

抽象的な心の中にある気持ちを、具体的な言葉にすると色々な場面でも役に立ちます。

デザインを説明するとき、指示するときなど。

また、再現性も上があり、整理整頓ができます。

そして何より、自分がどういった人間かを知る良い機会になるでしょう。

新しい発見もあると思います。

物事をどんな角度で見ていたか、気がつくかもしれません。

偏った見方をしていたなぁと感じれば、

違う角度を発見し、新しいデザインを作れるかもしれません。

「好き」の理由を知ることで、よりデザインは洗練されるでしょう。