何か達成したい目標やゴールがあってそれに突き進んでいる時は、課題をどう作って、向き合っていくかが大事だと考えます。
がむしゃらに頑張るという選択肢もありますが、目的達成のためには、自分自身をよく観察し、良い課題を作り、改善していくという方法を取るのも一つの手です。
課題を見つけるのは意外と難しい
要は切り分けみたいなことではありますが、課題というものを作るには少しだけ知識が必要です。
例えば問題と課題はどう違うのかなどなど。
問題は目標達成に足を引っ張っているような事柄で、割と見つけやすいものです。
これが足りないとか、これが出来ていないとか、ネガティブなものです。
それに対して、課題は問題をポジティブな方向に変更したもので、これを増やすとか、これを出来るようにする、といったようなものです。
この辺の定義をはっきりとさせていくと、頭の中も整理整頓されて行きます。
なんとなく使っている言葉というのがある、という事にも気付かされますね。
思いつく限り問題を出して、そこから課題を作る
一度思いつく限り問題を出して、書き殴ってみるのはどうでしょうか。
最初から完璧な問題や課題を作ろうとしなくても大丈夫です。
やってみて、一つずつ整えていくイメージです。
また、正しいかどうかも最初は気にしなくていいと思います。
「正しさ」に囚われて、本来の目的を見失うことを避ける方が大事です。
そもそも「正しさ」ばかりを気にしてしまうと、枠にはまった考えしかできないものです。
自由に、俯瞰して時間をかけて洗い出してみてみましょう。
物事を分解すると見えてくるもの
なんとなく問題というのは分かっている事もあります。
ここがいけないとか、これが苦手だとか。
そういったなんとなく分かっていることを書き出してみてもしっくりとこない時は、
さらにその問題を分解してみると新しい発見があるかもしれません。
例えば、「作業が遅い」という問題を出したとします。
その理由を深掘りしていくイメージです。
「作業が遅い」→「すぐ気が散る」→「通知が気になる」
こうやって深掘りをしていくと、「集中できるようにする」など課題が見えてきます。
さらに「通知を切る」などの対策も作りやすくなります。
世の中の正解を探すよりも、自分をよく知ることの方が成長する
私たちは何か迷った時には、どうするべきか考え、調べ、相談します。
それは「正解」を求める行為ではないでしょうか。
その「正解」は誰にとっての正解で、本当に自分の課題を解決してくれるものなのでしょうか。
調べれば大体の事は分かるようになりました。レビューをみて買うものだって、行く場所だって決める事ができます。
そういった事に慣れてしまい、物事全てに「正解」があると思ってしまいます。
きっと世の中は「正解」が無いものの方が多くて、曖昧な事の方が多いと思います。
何か目標を達成したい時は、その道には「正解」はないと考えて良いでしょう。
それよりも、自分はどういった人間で、何をどう感じ、何を大事にしているのか、どういった場面で傷ついてしまうのか、などを深掘りしていく事の方が役に立ちます。
騒がしい所の方が集中できる人もいれば、無音で無いと集中できない人もいます。
自分が心地よいと思える状態を作り出すことは、目標達成への一つのピースです。
自分を知るために、先ほどの問題の分解が役に立ちます。
「作業が遅い」→「すぐ気が散る」→「通知が気になる」→「音が嫌い」
洗い出したネガティブな要素を分解していくと、思わぬ発見がありおすすめです。
目標達成できる課題の作り方
まとめると、
- 定義を知る
- 問題を洗い出す
- 問題を分解する
このような方法で課題を作ります。
当たり前のように見えますが、やってないと意外とやれないものです。
これらを繰り返していくと精度が上がります。
目標達成できる課題は、「正解」を求めることではなく、自分なりの道筋を立てる事です。
自分という人間を知り、そういった自分にはどういった道があるのか、楽に進めるのかということかを考えます。
少しずつで良いのです。間違っても良いのです。
一歩ずつ目標に向かうという事だけを見て、目標へ進んでいきましょう。