つい言ってしまいがちな「ミスをしないでね」「間違えないでね」、「ちゃんと確認してね」
言う側の心理も分からなくは無いですが、
もしマネジメントや依頼者の立場であればその仕事を放棄しているのと同じです。
自分の仕事をせずに、責任を押し付けているようなものです。
ミスを出したく無い時、一体どのようにしたら良いでしょうか。
ミスが出ないような環境作り
なぜミスが出てしまうのかを考え、ミスが出ないような環境づくりが必要です。
それがマネージャーや依頼者の責務であり、重要な仕事です。
何度も言いますが、「ミスをしないでね」と念を押すのは仕事ではありません。
誤字を出してしまうのは当たり前なので、ダブルチェックできる体制にすれば解決できます。
それでも漏れる時があります。
疲弊しがちな職場だったり、量が多かったり、難しい内容だったり。
それであれば、トリプルチェックでもいいし、ネックとなっている課題を取り除けばいいだけです。
ミスをしてもいい環境作り
ミスをゼロにすることは難しいです。
そこで、ミスしても良い環境を作ることも考えてみたいと思います。
先もども挙げたようにチェックする体制を作れば、
細かなミスに神経を使わずに重要な仕事に集中できます。
作ったものをレビューする機会を設けるのも良いと思います。
他、自動校閲してくれるAIがあるかもしれません。
ミスは誰でもするし、起こるものです。
それに間違いは直せばいいだけです。
マニュアルを作る
あらかじめマニュアルがあると作業する側も、依頼する側も楽になります。
マニュアルも最初から完璧なものは目指さずに、
少しずつ改良して使い勝手の良いマニュアルを作成していけば良いです。
こういったマニュアル、つまりルールがあると、
チェックの段階でもとても役立ちます。
クリエイティブな仕事でも、やってはいけない事をまとめておくと良いです。
「ミスをしないでね」と言われた時にできること
そう言われてしまった場合、自分でミスをしない環境づくりをすることもできそうですね。
誰かに確認をしてもらえないのであれば、
頭が冴えている時間にもう一度見直すなど、できることはあります。
そういった自分で問題を解決していくことはとても良い経験になるはずです。
ミスをしないでね、は意味がない
つまるところ、「ミスをしないでね」「間違えないでね」という指示は、
ミスを減らすためには何の効果もないということでした。
人はそれぞれ違う視点で生きており、言葉だけの注意では難しいもの。
気づけるような仕組み、フォローできるような仕組みを作ってこそ
初めて「ミスを減らす」課題に対応できると思います。