自分のことは意外と知らない

自分自身のことはよく分かっている。

そう思いきや、分かっていないことは沢山あります。

それに気づいた時、世界は変わるかもしれません。

自分を守る為に自分を作っている

自分は人見知りをする人間なんだと思っていますか?

これは得意で、あれは不得意で、こんな人間なんだと。

それは「本当のこと」なのでしょうか。

人見知りをする人間だと思っていれば、

初対面の人とうまく話せなくても「人見知りなのだから」と正当化できそうですね。

いったん心は安泰です。

はっきり言うタイプだからと予防線を張れば、

失言してしまった時も周りにも自分にも言い訳ができるでしょう。

たくさん傷ついてきたのだと思います。心ない一言が忘れられないこともあります。

傷つくのは体力が入りますからね、極力避けたいのは普通のことだと思います。

自分らしく

穏やかに生きていく為には、「自分らしく」生きることが必要そうです。

自分らしいってどういう状態なのでしょうか。

自分の「自分らしい」が分からないかもしれません。

他人に「あなたらしいね」と言われた時に違和感を感じたり、びっくりしたり、

自分らしいってなんでしょうか。

これが「自分らしい」と思っていることも、本当にそうなのでしょうか。

自分のことを知る

自分のことを知るためには、内省し一つ一つ紐解いていくことですが、

湧き出た感情に気がつくことだけでも色々な自分に出会えると思います。

この風景を見るとホッとするとか、あの人に会うと嬉しいとか、

そういった些細に思えるようなことでも、自分の感情を汲み取るという行為は

自分を知るために役立ちます。

毎日忙しくて、面倒な自分の感情を押し殺しているかもしれません。

押し殺しているということに気がつくだけでも、第一歩が始まっています。

自分のことを知ると進む道が見えるかもしれない

そういった感情を汲み取りながら生活をしていると、見える世界が変わってきます。

本当は嫌だったことはなんだろう、本当に好きなことはなんだろう。

世間でいう「夢」や「やりたいこと」の背景には

その人が満たしたい感情が隠れていたりします。

自分は一体何を満たしたいのか、どんな感情が幸せだと思うのか、

自分のことを知ることで、進む道が見えてくるかもしれません。

自分のことは意外と知らない

一番長く付き合う「自分」のことをよく知らないのも不思議ですよね。

分かっていると思い込んでいたのかもしれません。

また、嘘をついてコントロールできると思っていたのかもしれません。

自分のことを「こんな人間だから」と決めつけていただけかもしれません。

私たちは色々な情報からついラベリングしてしまいます。

自分に対してどういったラベルをつけているか振り返る時間も必要です。

何年経っても新しい自分に出会ったりするもので、

それほど自分のことは意外と知らないのです。