出来栄えは細部に宿る

「神は細部に宿る」という言葉があります。

これはどんな仕事にも通ずるものがあると思います。

仕事において、細部とは何を指すのか

デザインは、細かな箇所が全体のクオリティを決めます。

揃っているか、余白は十分か、重なりがズレていないか、細部のデザインもしているかなど。

そういった所謂クリエイティブな仕事以外でも、「細部」は存在します。

もしお客様と直接お会いするような場合は、お辞儀をするときに両足を揃える。

チームで仕事する場合も、常に微笑んでいる、働いている仲間に丁寧に接するなど。

重要だと思われる場面だけしっかり対応するのではなく、

そういった一見、結果に繋がらなそうな場面でも丁寧に対応していく。

このように「細部」はとても沢山あります。

仕事に対する姿勢が見える

そういった「細部」が丁寧な人は、ポジティブな印象がありませんか?

さすがプロだなとか、楽しそうにしているなとか、仕事ができそうだなとか。

やるべき仕事に集中している、達成すべき目標が定まっている、

このような仕事に対する姿勢も見えてきます。

細部に気を遣うという、選択ができる

私は雑だからとか、苦しい仕事だから無理だと思うこともあるでしょう。

人は人それぞれで、様々な個性があり、色々な人がいます。

「私はこういう人間」を貫く方が簡単な場合もあります。

しかし、私たちはそれを「選択」できるということです。

お辞儀をするときに両足を揃えるかどうかも、選ぶことができます。

メールのネガティブな言葉を言い換えるかどうかも、選ぶことができます。

急にできなくても大丈夫です。

苦しい時も出来なくて大丈夫です。

細部に気を遣う選択ができる、という事を忘れないでみてください。

1度きりの大きな成果より、数百の細部の積み重ね

大きなはっきりとした成果は目立ちますし、周りからもちやほやされるでしょう。

もしもっと大きな成果を出し続けたいと思うのであれば、

細部に目を向けてみるのはどうでしょうか。

人間関係もそうですが、仕事は全て積み重ねです。

細かな箇所を丁寧に対応し、それを積み重ねていく。

今日だけお辞儀をするときに両足を揃えたとしても、おそらく人生は一転しないでしょう。

これを毎日、コツコツと積み上げていくことが、人生を作っていくのです。

出来栄えは細部に宿る

素晴らしいもの、ことは細部まで素晴らしいです。

ときには遊び心が潜んでいたりと心を離しません。

それを体験したことは沢山あると思います。

その素晴らしいもの、ことはきっと誰かの仕事だったのでしょう。

自分が作業、対応して出来上がったものやことの結果は、細部が決めるでしょう。